今まで読んできた絵本の中で、子どもたちの印象に残っている登場人物や、ストーリーが面白かったものを話し合い、劇遊びの題材を決めました。「最後はおばけを作って驚かそう」「ここはジャンプしたほうがいいんじゃない?」とセリフや動きを考えたり、大道具や小道具を作ったり、みんなで思いや考えを出し合いました。次第に友達と一緒に取り組むことの楽しさや、共通の目的に向けて協力することの充実感を感じられるようになってきました。セリフの言い方や動きを工夫して役を楽しみ「大きな声で言えたね」「いまの踊りかた上手だね」と友達や保育士に褒めてもらったり認めてもらうことで、達成感を得ることができて自信に繋がっています。
最近、子どもたちの中で流行っているのは、転がしドッジボールとぐるぐるじゃんけんゲームです。チームを作り「がんばろうね!」「かつぞ!」と気合を入れ園庭へ。転がしドッジボールでは、どこから投げようかと考えている間に円の中にいる子は素早く逃げてしまうので、なかなか当てることができません。ですが次第に同じチームの友達と声をかけ合いながら、ボールを取ったらすぐに転がすと当たりやすいと気づき、楽しめるようになってきました。一方ぐるぐるじゃんけんゲームでは、「負けたから次の人走ってきて~!」「勝ったらどんどん進めばいいんだよ」とチーム同士で声をかけ合いながら楽しんでいます。友達と遊ぶ面白さを味わいながら、コミュニケーション力や協調性が育まれていきます。