社会福祉法人 名古屋厚生会

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3歳児「あお組」編

 暑い時期は室内で水や絵の具を使って、いろいろな遊びをしました。カップに絵の具を入れて置いておくと、ジュースづくりが始まりました。「みて!オレンジジュースになった」「せんせい、ぶどうジュースのんで!」と会話が弾みます。二色三色混ぜ合わせていくうちに、「あれ?みどりになった」「まっくろになったー、こーらみたい」と色の変化を楽しむ様子も見られました。保育士が「あおと赤を混ぜたら、何色になるかな」と投げかけてみたら、「くろ!」「ちゃいろかな」「やってみる!」と実験開始。イメージした色にならず、〝なんでこの色になるんだろう?〝と不思議に思う姿もありました。片栗粉や小麦粉を使って感触を味わう遊びでは、いつも使う粘土とは違い、のびたりトロトロしたりして「おもしろーい」と夢中で触っていました。ビー玉に絵の具をつけて箱の中に紙をセット。色がついたビー玉をコロコロ転がすとタテ、ヨコ、斜めに模様がつきます。「きれいなもようができた!」色を変え、紙を変え、何度も試す子もいました。子どもなりに考えたり工夫したりして、満足のいくまで楽しむ姿がたくさん見られました。

 園で収穫した夏野菜を観察したり、種をとったり断面でスタンプ遊びをしたりして、食育活動に取り組んでいます。子どもたちはピーマンを手に取ると不思議そうに見つめ、ツルツルした感触を確かめたり、匂いを嗅いだりして五感で感じているようです。図鑑を見て、中に種が入っていることがわかると゛タネをとろう!゛ということになりました。力を入れると゛ぱきっ゛と音がして割れました。「タネあった!」タネをつまんでいるうちにヘタがとれピーマンがちぎれてしまいましたが、きれいにタネを取り除こうと頑張る姿が見られました。「ほかのやさいのなかはどうなっているんだろう?」野菜の中身に興味をもったので、オクラ、とうもろこしなどを保育士が包丁で半分に切ってみました。「こんなふうなんだね」としみじみと観察する子ども達。その後は、スタンプにして遊ぶと、星やお花の形に見えたりして夢中でした。野菜の不思議さ、面白さに気づき、食に向き合う子どもの気持ちに変化が見られ「この前のピーマンだね」など、進んで食事をするきっかけにつながる食育活動になりました。

 初夏の晴れた日、「きょうは水遊びをしようか?」と誘うと「やった~!」と大喜びの子どもたち。おもちゃの片付けもあっという間!自分の水遊びバッグをもって準備万端!元気いっぱいで園庭に出かけました。泡コーナーの洗濯遊び、色水コーナー、ひよこすくい、シャボン玉コーナーなど、子どもたちが自分で遊びを選べるように環境づくりを工夫しました。シャボン玉を追いかける姿、水鉄砲で水をかけあって気持ちよさを味わう姿、クジラシャワーのそばへ行き、全身で水を浴び、開放感を存分に味わう姿など、それぞれに楽しむ姿が見られました。このパワーをいろいろな活動や、秋の運動遊びにつなげていきたいと思います。