保育園では〝楽しい食事〝を一番に考え、ゆったりとした雰囲気の中で自分が食べたいものを自分で食べる嬉しさや喜びを感じられることを大切にしています。オレンジを「なんだろう?」とじっと見ているお友達。「食べてみる?」と勧めてもらい口に入れてみると、少し顔をしかめました。「オレンジの味はどう?」味を確かめて「おいしい!」と思ったようでにっこり。別のお友達は手づかみで意欲的に食べ、あっという間にお皿が空っぽ。「あれ?」とお皿をひっくり返したり重ねたりして「ごちそうさま」の合図かな。保育者が終わりにするのではなく、「おいしかったね」「もうお片付けしてもいいかな」と声をかけながら、子どもの気持ちに寄り添います。「明日もいっぱい食べようね」と、温かいおしぼりで優しく顔と手を拭いて一緒に「ごちそうさま」をしました。一人一人の食べるペースに合わせながら声をかけたり援助したりしていこうと思います。
天気の良い日は積極的にお外で過ごすようにしています。お部屋と園庭をつなげ、マットを敷いてピクニック気分を味わっているひよこさん。自分の好きなタイミングでハイハイしながらお外に出てきます。不思議そうな表情で上を見上げる子、揺れる木々のはっぱをじーっと見つめる子、フェンス越しに通る車を目で追っている子、様々な姿が見られます。「ブーブーだね」「バイバーイ」「あ!今度はゴミ収集車が来るよ!」と子どもと一緒に楽しみながら、興味を示している気持ちに寄り添います。「なんだろう?」「たのしそう」「いってみようかな」という小さな好奇心に共感し、子どもたちが少しずつ行動範囲を広げ成長していくを見守っていきたいと思っています。