社会福祉法人 名古屋厚生会

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5歳児「みどり組」編

 今年は、夏まつりが新型コロナウイルスの影響で中止になりました。「え~、やりたかった…」ととても残念そう。そこで、みんなで話し合いです。「じゃあ、自分たちで作ろう」とみどり組でお祭りごっこをすることになりました。お祭りと言えば?「りんご飴」「金魚すくい」「チョコバナナ」「たこ焼き」「輪投げ」「かき氷」「お面」「ジュース」と夜店の名前が次々出てきます。こんなにたくさん作れるかなと密かに心配しましたが、「何を使って作る?」と自分達で材料から選び、「金魚すくいの魚は、水の中に入れたいから、濡れても大丈夫な牛乳パックで作ろう!」「たこ焼きは絵の具でソースを塗ろう!」と友達と相談しながら工夫して作っていました。品物ができ始めると、「買い物をするには、お金が必要だよね!」と気付き、自分の財布やお金も作りました。
 迎えたお祭りごっこの日は、お店屋さんとお客さんのグループに分かれて途中で交代しあいました。「いらっしゃいませー!!」と大きな声でお客さんを出迎え、「1つ200円です。どれにしますか?」とどの子も活き活きとした表情でやり取りをしていました。友達と一緒に工夫しながら進めていく姿が頼もしく、自分で考え友達と協力しながら取り組む力が育ってきていることを感じます。

 4月より始まった専門の講師による習字教室。8月までは、硬筆での取り組みで、鉛筆の持ち方・正しい姿勢・文字の形や書き順・とめ・はね・はらいについて教えていただきました。間違っているところは丁寧に教えてもらい、上手に書けたところは丸を沢山付けてもらい、「今日は丸が沢山ある!」と文字に興味関心を持つだけでなく、自信もつきました。そして9月からは毛筆です。初めは、習字紙の裏表・筆の持ち方・硯や文鎮の扱い方など基礎をしっかり教えてもらいました。そして、まずは縦線・横線・はらいを習いました。講師に一人一人丁寧に手を添えてもらい一緒に書くことで、硬筆とは違い肘をつかずに書く、紙にどのように筆を置くのかなど覚えます。初めは不安そうにしていた子も「上手だね」「きれいに書けているよ」と言葉も添えてもらうことで、取り組んでいる時の表情や姿勢も自信に満ち溢れている様子に変わってきました。今は、「し」や「つ」など一筆で書ける文字に挑戦しています。普段はよく喋り・よく笑い・よく遊んでいる子ども達も、習字教室の45分間は集中して取り組んでおり、すっかり勉強モードです。毎週火曜日の習字教室を楽しみにしています。