社会福祉法人 名古屋厚生会

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4歳児「き組」編

 図鑑をめくり、野菜を見つけると「ぴーまんだ!」「これたべたことある」など会話しながら興味をもって見ていました。「どの野菜を育てたい?」とみんなで集まって相談すると「えだまめ」「とまと」「かぼちゃ」などいろいろな候補が挙がり、何を育てるかみんなで考えました。育てる野菜が決まると、さっそく土作りです。 古い土の根っこや石を取りのぞいていると次々に幼虫が見つかり、「きゃ~!!」「みせてみせて!」と大興奮の子どもたち。その後、そっと苗をもってやさしく土をかけ無事に植えることができました。 
 プランターという身近な自然の中で土の感触やにおいを感じ、幼虫に出会い、水が土に染み込んでいく様子を観察するなど、たくさんの発見や驚きがあった子どもたち。これからも大切に育て、野菜が実った時の笑顔が今から楽しみです。 

 公園にツツジがきれいに咲いていました。落ちているお花を集めると、花と水を混ぜて水遊びが始まりました。触れていると「あれ?いろがかわってきたよ」と変化に気づいた子がいます。「なになに?」「みせて」と友達が集まってきました。「もっとモミモミしてみよう!」どんどん遊びが広がっていきます。「おみずがピンクいろになったよ」「はっぱだとおちゃみたい!」みんなで協力してジュースづくりが始まりました。次の日も「またつくりた~い!」と盛り上がっていました。子どもの「あれ?」という発見や「いろがかわってる!」という驚きや不思議さに共感し、「またやりたい」「もっとやりたい」という期待や意欲を満たすような環境を作り、「たのしいね」「おもしろいね」をみんなで共有。「げんき!やるき!みんな だいすき!」の子どもたちです。

 身近な素材も子どもにとっては遊びの素敵な材料になります。新聞紙を丸めてボールとトングを作りました。白チーム、黄色チーム、応援チームに分かれて「よ~いどん!」。トングでボールをはさみ、カゴに入れるゲームが始まります。「そこにボールあるよ!」「しろがんばれ~」と声援を送り盛り上がる子どもたち。「よし!つかんだ!」「あと、もうすこし~」と喜んだり、悔しがったり、次は勝つぞと意気込むき組さん。簡単なルールを意識しながら、クラスみんなで一つの遊びを楽しんだ時間でした。 
 子どもの日が近くなると、五月人形からインスピレーションを得た子の、「こんなかっこいいぼうしがほしいな~」というつぶやきから兜作りに挑戦!様々な模様を描いたり、マークを作って貼ってみたりとオリジナルの兜ができてにっこり大満足。1枚の新聞紙からイメージを豊かにふくらませるなどして、みんなで楽しんでいる毎日です。